日本のトラック輸送産業は、ドアツードアの利便性と、時間を問わないフレキシブルなサービスを得意とし、迅速さを求められるわが国の輸送ニーズによくマッチしております。また、先の東日本大震災などの自然災害の際も、トラックが機動力を発揮し、大量の緊急支援物資を輸送し、ライフライン＝命綱としての役割が見直されております。

　一方、荷主企業の物流への取組みも、トラック運送事業に対するニーズを大きく変化させております。ＳＣＭ（サプライチェーン・マネジメント）と呼ばれる調達から製品在庫・納品まで一貫した物流管理体制を確立するもので、トラック運送事業者もこのサプライチェーンの一員としての機能を担うことが求められております。また、荷主企業が物流改革を進めるうえで、物流部門のアウトソーシングを拡大する傾向も強まり、物流業務の部分的委託や包括的委託に合わせた物流サービスの提供が課題となっております。このようなニーズに対応する３ＰＬ（サードパーティー・ロジスティクス）事業は、荷主に対して物流改革を提案し、物流業務を包括的に請け負うサービス事業で、ＳＣＭの担い手としても期待されております。

　このようななか、当社では、「グローバル・サプライチェーンを支える効率的な物流の実現」を目指し、積極的にコンサルティングや営業提案を行って、お客様の戦略的パートナーとして地位を築き、更なる発展を目指しております。

代表取締役 横堀 孝夫